PROGRAM プログラム

利根川プログラム(県境地域から学ぶ地域医療集中演習・群馬大学)

授業の目的

地域住民の医療に対するニーズを把握し、地域医療が抱える課題を探究する素養を身につけるため、群馬・埼玉県境地域の地理的状況や医療圏について早期から学ぶとともに、医療現場で実習を通して、地域医療における多職種連携について理解を深める。

・医師不足地域である群馬・埼玉の県境地域を題材に、ポストコロナ時代に必要とされる高度医療の浸透や地域構造の変化に対応できる素養を修得することを目的とします。
・実務経験のある教員が講義、実習を担当し、「早くから学ぶ・地域で学ぶ」ことを大切にしています。
・小児科、産婦人科、救急医療、総合診療などの地域ニーズの高い診療科領域に触れ、住民の視点から当該領域への関心や理解を高めます。
・地域医療に関する諸問題について受講者自らが課題を考え、主体的に学び、医療を取り巻く環境変化に対応した資質を身につけます。
・リアルタイム型オンライン授業にて、埼玉医科大学の地域枠学生とともにそれぞれの視点から討論を行う機会を設けています。

 

授業の形式(授業方法)

令和5年度に新たに開講となった、群馬大学学生と埼玉医科大学学生との合同講義・実習です。
両県の県境地域について低学年から学ぶことができます。地域医療や総合診療、プライマリケアなどに興味の ある学生は積極的にご参加ください。

■授業科目
医学部医学科専門教育科目 (臨床医学講義・演習)
単位数:2 選択科目
■対象
「県境地域から学ぶ地域医療集中演習」一般・編入学生共通
群馬大学医学部医学科 1~6年次(埼玉医科大学と合同講義・実習)
■認定条件

①事前学習(オンライン)
両県の地域医療や医療情勢を、両大学の教員が講義

②バスツアー
教員が同行しバスで両県の病院に移動し、埼玉医科大学の学生と合流し見学

③病院実習
希望する実習先を各自で病院実習に訪問、最低1病院以上の実習に参加

④振り返り学習(オンライン)
両大学合同で、各自体験した病院実習(見学)について、情報共有

・オンデマンド型オンライン授業や映像教材による事前学習や臨地実習前学習をします。
・医師不足地域での臨地実習(バスツアー及び個別実習)を行います。
・臨地実習後、少人数でのグループ討論と発表を行います。

教員からのメッセージ

群馬と埼玉の県境地域で活躍する医師には、「地域を良く理解する」、「地域への愛着を持つ」、「課題の発見と解決に対する意欲を持つ」という3つの素養が求められます。地域医療を支える医師やメディカルスタッフとの出会いから、医師としての将来の自分を描きつつ、地域医療の魅力を学んでください。

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