利根川プログラム参加者アンケート結果
R7年度夏季利根川プログラムに参加した学生に、アンケート調査を実施しました。参加前の事前アンケートと、終了後のフィードバック調査の結果です。「今後のキャリアパスを考える上で参考になりましたか?」という質問に対し、「とても参考になった:73%」「少し参考になった:27%」と参加者全員の将来に役立ったとの結果でした。利根川プログラムでは、病院の概要や地域を両大学の教員とまわるバスツアーと、興味のある診療科(希望にそえない場合あり)を個別で訪問する病院実習があります。学生達は様々な貴重な経験をさせていただいたとの感想が多くありました。
「R7夏季利根川プログラム」事前アンケート結果 (抜粋)
1.利根川プログラム参加のきっかけは何ですか

2.地域医療に関するイメージを教えてください。(自由記載)
①診療の幅広さ
* 専門分野に限らず、幅広い疾患を診療する
* 総合診療、Common diseases への熟練
* 少人数で多様な疾患に対応
②地域に根ざした医療
* 地域に密着し、住民の生活を包括的に支える
* 地域の特徴に合わせた医療
* 住民と心理的・物理的に近い距離で関わる
* 地域住民の拠り所
③多職種・多分野の連携
* 医師、看護師、他職種の人々が協力
* 市区町村や院外施設との連携
* チーム医療による支え
④患者との関係性
* 高齢患者が多い
* 長期的な関係を築く
* 患者に寄り添った診療
* 人々の日常を支える存在、不可欠
⑤イメージとしての特徴
* 忙しそう、少人数で対応
* 過疎地にだけでなく実際はどこにでも存在
「R7夏季利根川プログラム」振り返りフィードバック調査結果(抜粋)


3.実習(バスツアー・病院実習)に参加した感想
①貴重な経験・将来への参考
* 大学の授業では得られない実際の医療現場を体験できた
* 将来のキャリアプランや診療科選択を考えるきっかけになった
* 低学年からキャリアを意識できる機会として有意義だった
②病院や地域ごとの特徴を理解
* 群馬県・埼玉県の病院を比較し、それぞれの役割や特色を知ることができた
* 病院が地域に応じて必要なサービスを提供している姿勢が印象的だった
* 県境を越えた医療の実態を学び、広い視野の必要性を感じた
③多職種連携や医師以外の職種への理解
* 医師以外の職種の働きを知ることができた
* 多職種連携の重要性を実感し、自分のキャリアを考える上で多角的視点が必要だと学んだ
④病院実習・見学の具体的な学び
* 救急科実習を通じて臨場感を得られた
* 病院内の裏側や実際の雰囲気を体験できた
* 個別の質問ができ、充実した実習になった
* 研修医や先生方の対応から職場の雰囲気を実感できた
⑤地域体験としての側面
*病院だけでなく地域の環境や名産品なども含めて学ぶことができた
*地域全体を知ることが地域医療の理解につながった
4.埼玉医科大学の教員、学生と一緒に学んだ感想
①他大学との交流の意義
* 普段他大学の学生と関わる機会が少ないため、非常に貴重な経験だった
* 異なる背景や視点を持つ学生との交流を通して新しい学びや刺激を得られた
* 群馬大学との違いを知ることで、自分の考えを広げるきっかけになった
②埼玉県についての理解
* 埼玉県と群馬県には共通する課題があることがわかった
* 医療事情だけでなく、学生生活や暮らしについても生の声を聞くことができ、親しみが湧いた
* 埼玉と群馬の違いや共通点を比較することができた
③交流の場での体験
* オンライン講義では埼玉医大の学生・教員の意見を聞くことで視野が広がった
* 実習や昼食の場での会話を通じて、それぞれの大学や地域のことを紹介し合えた
* 教員との関わりからも多くの学びがあった
④交流の課題
* バス移動や日程の関係で学生同士の交流が十分でなかったと感じた
* もっと自由にコミュニケーションを取れる場があればよかったという意見もあった

勧めたいと思いますか



